2012年4月13日金曜日

スマトラ島沖地震

読み方:スマトラとうおきじしん
インドネシアのスマトラ島の沖合いで発生する地震の総称。2004年にマグニチュード9.1の巨大地震が発生し、以来、毎年のようにマグニチュード7~8級の大規模な地震が発生している。2012年4月11日にもマグニチュード8.6の地震が発生した。

スマトラ島沖には海洋プレートの境界が存在し、インド・オーストラリアプレートがユーラシアプレートの下に潜り込む活動により「ジャワ海溝」と呼ばれる海溝を形成している。少しずつ歪みを蓄積し、特定のタイミングでエネルギーが解放されることで大規模な地震が発生する。

スマトラ島沖地震の発生メカニズムは日本海溝で三陸沖地震が発生する仕組みと似た部分も多いとされる。島から見て海溝の外側で発生するアウターライズ地震も発生しやすいという。
2004年に発生したスマトラ島沖地震では「インド洋大津波」などと呼ばれる大津波が発生し、沿岸地域一体に壊滅的な被害をもたらした。

「スマトラ島沖地震」と同様に、地震多発地帯で過去に度々発生している地震を総称する呼称として「チリ地震」「ニュージーランド地震」(クライストチャーチ地震)、「トルコ地震」ならびに「三陸沖地震」などがある。