2012年4月25日水曜日

歴史的緊急事態

読み方:れきしてききんきゅうじたい

政府の公文書管理委員会が2012年4月10日に提出した、いわゆる「震災議事録未作成問題」の分析と再発防止に関する提言案における、「震災のような緊急事態」を定義した表現。

公文書管理委員会が作成した提言案では、歴史的緊急事態を次のような表現によって定義している。

「東日本大震災のような、国民の生命、身体、財産に大規模かつ重大な被害が生じる緊急事態」(資料1: 原因分析と改善策たたき台のポイント(案))

「東日本大震災のような、国家・社会として記録を共有すべき歴史的に重要な政策事項等のうち、国民の生命、身体、財産に大規模かつ重大な被害が生じ、又は生じるおそれがある緊急事態」(資料3: 改善策たたき台(案))

提言では、議事録として記録を残すべき会議のタイプを「意思決定型の会議」と「事務事業型の会議」に分類している。意思決定型の会議は政策の決定・了解を趣旨とするものであり、事務事業型の会議は政府全体として情報交換を趣旨とするものである。

関連サイト:
2012年度 2012年4月10日開催 公文書管理委員会(第17回)配布資料一覧 - 内閣府公文書管理委員会