2012年5月19日土曜日

サルコイドーシス

英語:sarcoidosis

全身に肉芽腫が発生する病気。皮膚や臓器などに炎症性の腫瘍や腫瘤が生じる。罹患率が10万人に数人程度の稀少疾患である。

サルコイドーシスに罹ると、心臓や肺、筋肉、神経、目、皮膚など全身のあらゆる箇所に大小さまざまな肉芽腫が生じる。自覚症状はあまりなく、健康診断などで発見されるまで気づかない患者も多いとされる。

サルコイドーシスは、診断が比較的容易であり、自然治療の可能性もあるが、中には死亡する例もある。発生原因がよく分かっていないため、根治する方法がなかった。2012年5月に、サルコイドーシスの発生原因がアクネ菌である可能性を示す研究成果が発表され、アメリカ・カナダ病理学会の会誌に掲載された。

関連サイト:
アクネ菌、難病の原因か=臓器にしこり、死亡例も-東京医科歯科大 - 時事ドットコム 2012年5月19日
サルコイドーシス - 難病情報センター