読み方:なばりどくぶどうしゅじけん
1961年、三重県名張市の公民館で催された集会で、農薬が入ったぶどう酒(ワイン)が供され、ぶどう酒を飲んだ女性のうち5名が急性中毒で死亡した事件。
名張毒ぶどう酒事件の犯人とされる人物は1972年に最高裁判所で死刑判決が言い渡されている。容疑者は逮捕直後から一貫して容疑を否認している。
死刑判決が言い渡されてから1988年までに5回、2012年までに計7回の再審請求が行われている。6度目の再審請求までは棄却された。2012年5月25日、7度目の再審請求の開始を認めるかどうかが検討されたが、結果として再審を認めないという結論が下されている。
2012年現在、事件発生から50年以上が経過しており、死刑が確定してから40年を経た被告は84歳になっている。
関連サイト:
最高裁決定の要旨 名張毒ぶどう酒事件 - 47NEWS