2012年7月20日金曜日

新関西国際空港

読み方:しんかんさいこくさいくうこう
別名:新関西国際空港株式会社
別名:新関西国際空港会社
別名:新関空会社

関西国際空港と大阪国際空港の経営統合により、2012年4月1日に設立された事業者。空港施設と区別するために「新関西国際空港会社」のように表記される場合も多い。

新関西国際空港は、2011年に成立した特別法を根拠とし、政府の主導のもとに設立された。株式も政府が保有している。空港の統合は日本では初の試みである。

関西空港は埋め立て地に設置された大規模な空港で、24時間稼動できる点などを強みとする反面、埋め立て事業に費やしたコストが回収しきれずにいる。伊丹空港は大阪の都心部から近いという強みがあり、堅実な経営を続けているが、都心部近くに位置するため騒音問題がつきまとい、路線の拡大などが困難となっている。こうした異なる性格を持つ空港を一体的に運営することで、経営の効率化と収益性の向上を促進しようという狙いが新関西国際空港の設立の背景となっている。

 2012年7月に新関西国際空港による空港の運営が開始された。オープンスカイ戦略に乗った国際線のネットワークの拡大とローコストキャリア(LLC)の誘致、ターミナルビルの運営による増収などを推進していくという。

関連サイト:
新関西国際空港株式会社