2012年8月23日木曜日

震災障害者

読み方:しんさいしょうがいしゃ

震災の影響によって身体に障害を負った人。被災して障害を残し、障害者手帳が交付された人。

震災障害者の主な例としては、被災時に倒れてきた家具に手足を挟まれて切断を余儀なくされたり、長時間の圧迫によるクラッシュ症候群、心不全や腎不全といった内臓機能の障害、などが挙げられる。被災地では医療機関も被災し、適切な医療を受けることも困難となるため、一層困難な状況に陥りやすい。

神戸を拠点として震災障害者の支援を行っている「NPO法人よろず相談室」によれば、1995年に発生した阪神・淡路大震災では、最低でも300名、多くて2000名を超える人が震災障害者になったという。2011年に発生した東日本大震災では、2012年8月までに少なくとも60名以上の人が、震災障害者として障害者手帳の交付を受けたことが分かっている。

関連サイト:
震災障害者について - NPO法人よろず相談室