2012年10月1日月曜日

LT貿易

読み方:エルティーぼうえき
別名:日中総合貿易に関する覚書


日中間の貿易に関する協定。1962年に調印された。LT貿易の呼び名は、両国の調印者廖承志(Liao Chengzhi)と高碕達之助(Tatsunosuke Takasaki)のイニシャルから取られたとされる。

日本と中国(中華人民共和国)は、1972年に日中国交正常化が実現するまで、正式な国交が行われていなかった。特に1958年以降は、長崎で五星紅旗が摺り下ろされるという事件が発生したことで中国政府は態度を硬化させ、日中貿易が全面的に中断する状況に陥っていた。

LT貿易の締結は、日中間における半官半民の貿易を促し、後の国交正常化の土台を築いたと言われている。

関連サイト:
連絡事務所の設置および新聞記者交換に関する高碕達之助,廖承志両事務所の会談メモ - 東京大学東洋文化研究所 田中明彦研究室 日本政治・国際関係データベース
LT貿易 半官半民の発展段階に入った中日両国の貿易関係 - チャイナネット