2012年11月7日水曜日

タンス預金

読み方:タンスよきん
別名:たんす預金
別名:箪笥預金

貯めた金銭を銀行などの金融機関に預け入れず、現金のまま家で管理すること。および、現金のまま家で管理されている貯金。

タンス預金は貯蓄の最も簡易な方法の一つである。手もとに現金を置いておくため、金融機関の口座から現金を引き出す面倒がなく、いつでも現金を用意できる。ただし、泥棒に入られて盗難に遭ったり、火事で丸ごと焼け失ったりするリスクも高い。

タンス預金は第三者に対して秘匿される管理手段であり、金融機関や政府が実態を正しく把握することができない。このため、経済状況の概観にはタンス預金が正しく反映されない傾向が強い。

2012年11月には、札幌市で死亡した生活保護受給者の女性の遺品のタンスから4000万円に上る現金が見つかった。生活保護を受理する際、金融機関は調査してもタンス預金は把握できないという。

なお、タンス預金のように家で保管されている外貨を俗に「タンス通貨」という。