2012年11月22日木曜日

排除の論理

読み方:はいじょのろんり

1996年に菅直人、鳩山由紀夫らが民主党を結成した際、民主党に合流の意向を示していた新党さきがけ・武村正義ら一部の政治家の入党を拒否したことを指した語。

村山富市内閣の下で大蔵大臣を務めた武村正義の入党を拒んだことは、安易な寄り合いとして結党するのではないという姿勢の表れと評された。「排除の論理」は1996年の流行語となり、その年の「新語・流行語大賞」にも選ばれた。

鳩山由紀夫は2012年11月に政界引退を表明した。その契機として、野田佳彦・民主党代表が党の方針および公認条件として示した「TPP推進」や「消費税増税」に鳩山由紀夫自身は反対を主張しているという事柄が挙げられており、かつて鳩山由紀夫が振りかざした排除の論理によって鳩山自身が排除された形だと指摘する見解もある。