2013年1月31日木曜日

強毒性鳥インフルエンザウィルス

読み方:きょうどくせいとりインフルエンザウィルス
別名:強毒性鳥インフルエンザウイルス
別名:強毒型鳥インフルエンザウィルス
別名:強毒タイプ鳥インフルエンザウィルス
別名:強毒性トリインフルエンザウィルス

鳥インフルエンザウィルスのうち、特に強い毒性を示すウィルスのこと。「高病原性鳥インフルエンザ」を引き起こす強毒性の株。

鳥インフルエンザは鳥類に感染する感染症であるが、野生の水禽などは自然宿主として鳥インフルエンザウィルスと共生関係にあり、体内にウィルスを保有していても発症する例は稀とされる。しかし、ニワトリをはじめとする家禽に感染し、家禽への感染が繰り返されると、強い毒性・病原性を持った鳥インフルエンザウィルスが現れることがある。この強毒性のウィルスは、通常の鳥インフルエンザウィルスに比べて非常に強い致死率を示す。そのため、通常のウィルスを弱毒性鳥インフルエンザウィルス、強毒性のものを強毒性鳥インフルエンザウィルスと呼んで、それぞれ区別している。

強毒性鳥インフルエンザウィルスを病原性の観点から「高病原性鳥インフルエンザウィルス」と呼ぶこともある。

関連サイト:
鳥インフルエンザと新型インフルエンザ - 厚生労働省
鳥インフルエンザに関するQ&A - 国立感染症研究所