2013年2月26日火曜日

馬肉問題

読み方:ばにくもんだい
別名:馬肉混入問題
別名:欧州馬肉問題
英語:horsemeat scandal
英語:horse meat issue

ヨーロッパで「牛肉」として販売されていた食肉に馬肉が使用されている場合のあることが発覚し、ヨーロッパの複数の国々を巻き込み大きく取り沙汰された、いわゆる食のスキャンダル。

馬肉問題は、2013年1月にアイルランド食品安全庁(FSAI)が発表したハンバーガーの調査結果を発端とする。牛肉のハンバーガーとして販売されていた食品から馬肉や豚肉が検出されたという。

2013年2月半ばまでに、複数メーカーの加工食品・冷凍食品が検査され、そのいくつかから馬肉が含まれているものが見つかった。 牛肉以外の肉の混入割合は一定でないが、National Geographic Newsなどによると、中には100パーセント馬肉だった例もあったという。

馬肉問題は、「何が混入しているかわからない」という、食の安全性を脅かす問題であるとともに、ヨーロッパの英語圏の国々などに見られる馬肉食の禁忌に触れる問題でもある。2013年2月26日現在、スーパーマーケットなどからは冷凍食品の牛肉加工食品の自主回収が相次いでいる。

関連サイト:
Europe’s Horse Meat Scandal Casts Light on Food Taboo - National Geographic News February 12, 2013