2013年2月26日火曜日

遷御の儀

読み方:せんぎょのぎ

伊勢神宮の式年遷宮における儀式のうち、神体を旧殿から新殿へ移す儀式。遷宮の中核に位置づけられる。

伊勢神宮は20年を周期として社殿の建て直しを行っている。正殿だけでなく付帯する一切の施設が新たに建てなおされる。鳥居、装束、および太刀などの神宝も新調される。

遷宮は従来の殿舎の傍らに新たな殿舎を建て、祓い清めや殿舎の装飾などを行った後、神体を移すという流れで行われる。この神体を移す儀式が遷御の儀にあたる。遷御は内宮(皇大神宮)、外宮(豊受大神宮)それぞれについて、いずれも夜に行われる。

2005年から戦後4回目、通算62回目となる式年遷宮の準備が進められている。2013年2月25日に、第62回式年遷宮の遷御の儀を10月に実施することが発表された。

関連サイト:
式年遷宮って何のことですか - 伊勢神宮式年遷宮ウェブサイト