2013年4月11日木曜日

ソロスチャート

アメリカ合衆国の投資家、ジョージ・ソロスが考案したチャート。

ソロスチャートは、日米のマネタリーベース(ベースマネー)の比率と、米ドル/円の為替レートの2つの数値を1つのグラフに表したものである。

ソロスチャートを長期スパンで見比べると、マネタリーベースと為替レートがほぼ同じように推移するという特徴がある。例えば、2007年から2012年にかけての円高ドル安傾向では、アメリカ合衆国のマネタリーベースの増加に連動して為替レートが推移している。

日本銀行(日銀)が2013年4月に発表した金融緩和政策、いわゆる「異次元金融緩和」では、マネタリーベースを2年間で2倍に増やすとしている。これが実現されると日米のマネタリーベースの比率が変わり、ソロスチャートの通りに米ドル/円が推移すれば、円安へ向かうことになる。