2013年4月8日月曜日

日銀の異次元緩和

読み方:にちぎんのいじげんかんわ
別名:異次元金融緩和
別名:日銀の異次元金融緩和
別名:黒田日銀の異次元金融緩和
別名:黒田日銀の次元の異なる金融緩和

黒田東彦・第31代日本銀行総裁が、2%の物価目標の実現およびデフレからの脱却を目標に掲げて打ち出す、大胆な金融緩和策の通称。

「異次元」の語は、2013年4月4日に、黒田日銀として初めて行われた金融政策決定会合が終了した後に発表された「量・質ともに次元の違う金融緩和」などの表現に基づく。

黒田東彦によれば、これまでの日銀の金融緩和政策は小出しに金融緩和を実施してきたが、今回は量的にも質的にも従来とは次元が違う規模で対応を推し進めるという。具体策としては、日本銀行による市場への資金供給量(マネタリーベース)を2年間で2倍に増やすこと、長期国債の保有額を2年間で2倍に拡大すること、長期国債買入れの平均残存期間を2倍以上に延長すること、といった対策が表明されている。

マネタリーベースの増加ペースは年間約60兆~70兆円規模、長期国債の保有残高の増加額は年間約50兆円の規模になるという。

日銀の異次元緩和が発表された翌日、東京株式市場は4年ぶりに13000円台に乗るなどの好況を呈した。

関連サイト:
「量的・質的金融緩和」の導入について - 日本銀行