2013年5月22日水曜日

オクラホマ竜巻

読み方:オクラホマたつまき
別名:オクラホマトルネード
英語:Oklahoma City tornado
英語:tornado in Oklahoma City

オクラホマ州オクラホマシティーの近辺で発生した竜巻の通称。2013年5月22日現在、5月20日に発生した巨大竜巻を指す語として、新聞各紙などで「オクラホマ竜巻」の語が用いられている。

米国時間の5月20日午後3時頃、オクラホマ竜巻がオクラホマシティーの南方で発生した。竜巻はオクラホマシティー南郊の町ムーアを直撃し、家屋を破壊したり吹き飛ばしながら東方に移動した。竜巻は40分ほど後に消えたという。5月22日までに50名を超える死者が確認されている。

竜巻の風速は毎秒90メートルに上ったとされる。竜巻の強さの指標として知られる「改良藤田スケール」の区分においては、オクラホマ竜巻は当初「EF4」に相当するとされ、その後「EF5」に相当すると修正された。EF5は改良藤田スケールにおける最強の区分である。木造の家屋は全壊し、鉄筋コンクリートの建物も壊滅的な損傷を受け、自動車などはミサイルのように吹き飛ぶという。風速だけでなく、竜巻そのものも、直径3キロメートル超という大きさであった。

なお、オクラホマ州のあたりは竜巻が頻発するエリアとして知られ、過去にもたびたび竜巻による大きな被害を受けている。1999年5月に発生した竜巻は風速110メートルを超える規模だったといわれている。