2013年5月8日水曜日

裁判員メンタルヘルスサポート窓口

読み方:さいばんいんメンタルヘルスサポートまどぐち
別名:裁判員メンタルヘルスサポート窓口制度

裁判員、あるいは補充裁判員であった人を対象に、健康相談やカウンセリングを行う制度。本人の希望や必要に応じて、臨床心理士などが面接対応に当たる場合がある。

裁判員メンタルヘルスサポート窓口制度では、主に電話やメールなどの方法で相談が持ちかけられ、その相談の結果に応じて、面接形式のカウンセリングが行われる。電話やメールによる相談回数に上限は設けられていない一方で、カウンセリングは5回まで無料と規定されている。

内閣府の資料によると、本制度施行後から2011年6月末までの窓口利用件数の内訳は、健康相談が35件、メンタルヘルスケアが71件、計106件だった。

福島地方裁判所で行われた強盗殺人事件裁判の裁判員だった60代女性がストレス性障害と診断された問題で、女性は国に賠償を求めるとともに、裁判員制度が憲法違反であると主張した。またその女性はカウンセリングに向う東京までの交通費などの自己負担が生じるといった本窓口制度の脆弱性も指摘している。

関連サイト:
裁判員メンタルヘルスサポート窓口制度 - 内閣府
裁判員ストレス障害 - 宮崎日日新聞