2013年5月8日水曜日

首都高速道路構造物の大規模更新

読み方:しゅとこうそくどうろこうぞうぶつのだいきぼこうしん
別名:首都高の大規模更新
別名:首都高構造物の大規模更新

首都高速道路(首都高)の老朽化に伴う大規模な改修・修繕事業、またはその構想。2013年5月現在、整備計画のあり方や資金繰りの手段などが検討されている。

首都高速道路は1962年にはじめて試用区間が開通し、2011年には総延長300キロメートルを超える巨大な高速自動車道となっている。通行台数は2011年調査で1日平均112万台に上る。しかし全体の約半分が経過年数30年を超えており、全体の約3 割は経過年数40年以上となるなど、老朽化が深刻な問題となりつつある。はじめて開通した区間は2012年で50年目を迎えた。

首都高速道路構造物の大規模更新の構想は、現在の構造物を刷新して新規の構造物に替える「大規模更新」を中心に、次の50年~100年の共用に耐える大規模な修繕・更新が計画されている。

首都高速道路構造物の大規模更新事業を実施するにあたっては、具体的な施行の方法、長期間の通行止めに伴い生じるボトルネックの解消方法、および、大規模更新に必要となる工費の捻出方法、などの検討が必要となる。改修には総額9000億円~1兆円規模の費用がかかると見込まれている。

2013年5月現在、首都高速道路構造物の大規模更新の費用として、道路の空中権を売却する案が検討されている。

関連サイト:
首都高速道路構造物の大規模更新のあり方に関する調査研究委員会の提言について - 首都高速道路株式会社 更新情報 2013年01月15日