2013年9月18日水曜日

リニア中央新幹線

読み方:リニアちゅうおうしんかんせん
別名:中央新幹線
別名:リニア新幹線
別名:リニア中央エクスプレス

磁気浮上式リニアモーターカー(超電導リニア)の導入により実現される新型の新幹線。「中央新幹線」という場合は東京と大阪を結ぶ路線を主に指す。

磁気浮上式リニアモーターカーは、超電導磁石と地上コイルの間の磁力で車両が10センチメートルほど浮いた状態で走行する。2003年に行われた走行実験では時速581kmを記録し、翌年鉄道の世界最高速度としてギネス記録に認定された。

リニア中央新幹線は2027年の開業を目指し、2013年現在も開発や改良、路線敷設計画の整備などが進められている。

リニア中央新幹線の全区間(東京-大阪間)開通に先駆け、東京と名古屋を結ぶ区間で開業することが予定されている。リニア中央新幹線が開通すれば、従来の「のぞみ」で100分程度の行路を、理論的には約40分ほどで走行でき、約1時間短縮することが可能となることになる。

山梨県はリニア中央新幹線の性能とパフォーマンスを、速度は航空機並、かつ、輸送能力および自然環境への優しさ(二酸化炭素排出量)は新幹線並、のように例えている。

2013年6月3日にJR東海は、超電導リニアの新型車両「L0系」の調整試験を報道陣に公開した。実際に営業運転に使われるモデルで、9月から本格的な走行実験を開始する予定である。車両の断面は四角形に近く、車内のスペースを広く確保した設計になっている。

2013年9月に開催された国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定した。リニア新幹線の開業が2020年に間に合わないことを惜しむ声に対し、JR東海側は、開業は到底無理だが体験乗車などを通じてPRしていきたいとの意向を表明している。

関連サイト:
LINEAR-EXPRESS - JR東海
リニア中央新幹線の概要 - リニア中央新幹線建設促進期成同盟会
リニア中央新幹線の概要 - 山梨県