読み方:ばくひょう
中国語で、計器が振りきれてしまって測定不可能な状態となっていることを示す語。計測不能。2013年現在、中国で深刻化している「PM2.5」の大気汚染問題に関して用いられることがままある。
産経新聞は2013年10月21日付けの記事で、新華社通信が伝えた中国の大気汚染の報道を「爆表」の語と共に紹介した。同記事は中国黒竜江省のハルビン周辺における「PM2.5」の濃度が深刻なレベルの濃度に達していることを伝えている。
大気質指数(Air Quality Index)は大気汚染の程度を0から500の数値で示し、値が100を超えると敏感な人にとって有害、300を超えると明確に危険な水準とされているが、2013年10月20日前後のハルビン周辺では500を超えて測定不能に至ったという。
爆表の語は、大気汚染の他に「温度計が振り切れる(ほどの高温)」のような文脈で用いられるのが一般的といえる。あるいは、程度が臨界点を超えた、というような意味合いで比喩的に用いられている場合もある。
ちなみに、中国のオンライン辞書「Baidu百科」(百度百科)では、「爆表」の解説記事において、鳥山明の漫画「ドラゴンボール」のサイヤ人を引き合いに出して説明している。
関連サイト:
哈尔滨供暖首日PM2.5“爆表” - 新华网 News
爆表 - Baidu百科