2013年12月3日火曜日

言う吉くん(ポケット)

読み方:いうきちくんポケット

日本銀行券を音声で識別する商品の名称。国立印刷局が「日本銀行券の券種の識別性を向上させる取組み」の1つとして、目の不自由な人向けに開発した。

言う吉くん(ポケット)は、専用の装置のカメラ機能を用いて日本銀行券を撮影する。撮影の際、日本銀行券の表裏は関係なく、また、券面のコーナー部を撮影すれば認識が可能となっている。

認識が終わると、音声で結果を出力する。識別可能な紙幣は、千円紙幣(E券)、二千円紙幣(D券)、五千円紙幣(E券)、一万円紙幣(E券)の4種類となっている。言う吉くん(ポケット)は、日本銀行券が真正であることを前提として識別するものであり、偽造紙幣かどうかを判別する機能は有していない。

なお、2013年12月3日現在、言う吉くん(ポケット)は販売されていない。

ちなみに、言う吉くん(ポケット)の姉妹品として、スマートフォン向けの音声式日本銀行券簡易券種識別支援アプリケーション「言う吉くん(スマホ)」がある。

関連サイト:
目の不自由な方用の日銀券券種識別手段の提供について - 国立印刷局(PDF)
日本銀行券の券種の識別性を向上させるための取組みを実施します - 財務省