2014年1月20日月曜日

特別気配値段

読み方:とくべつけはいねだん

株式相場において、何らかの材料によって売りや買いが殺到して値がつけられない場合に、仮につけられる値段のこと。特別気配の時の値段。

特別気配値段のついた銘柄は、売買注文はできるが、売買取引はできない。一般的には、多くの売り注文に対する買い支えの注文が入ったり、多くの買い注文に対する利益確定売りが出たりして、後に値がつくことが多い。しかし、大量の注文が入った場合には、特別気配値を切り下げて(買いの場合には切り上げて)特別気配値段が更新される。

特別気配値段の更新値幅は証券取引所によって決められており、例えば東京証券取引所(東証)では、700円以上1000円未満の株価の更新値幅は15円となっている。つまり、株価が800円の時に買いが殺到すると815円の特別気配値段がつけられる。

なお、売りに対する買いの数、あるいは、買いに対する売りの数が均衡してくると特別気配値段が解除される。その時の最後の特別気配値段を最終気配値段という。

関連サイト:
更新値幅、制限値幅と呼値の刻み - 東京証券取引所