2014年2月5日水曜日

インフルエンザ注意報

読み方:インフルエンザちゅういほう

各都道府県が発表している、インフルエンザの流行を知らせ、広く注意を喚起するための注意報のこと。インフルエンザ注意報発令のタイミングは、その地域におけるインフルエンザの流行の兆しが現れ始めるタイミングに近くなるように設定されている。

インフルエンザ注意報は、都道府県ごとに保健所や医療機関などで行われている定点調査の結果に基づき、定点あたりの平均患者数が週10人を超えた場合に発令される。その後、流行が拡大し、定点あたりの平均患者数が週30人を超えると、「インフルエンザ注意報」が発令されることになる。

インフルエンザ注意報の「定点あたり週10人」という発令基準は、厚生労働省と同じ、国立感染症研究所感染症情報センターの基準が採用されている。しかし、厚生労働省は「インフルエンザ注意報」という語は用いておらず、患者数が基準値を超えた場合に、「インフルエンザの注意報レベルに達した」という文言で注意喚起を行っている。

インフルエンザ注意報の発令時には、感染予防策や感染後の行動指針も同時に周知されることが多い。感染予防策としては、手洗い・うがいの徹底や、マスクの着用、インフルエンザワクチンの接種などを挙げることができる。感染後の行動指針としては、休養をとること、外出を控えること、医療機関を受診することなどを挙げることができる。

関連サイト:
インフルエンザ流行レベルマップ - 国立感染症研究所
平成25年度 今冬のインフルエンザ総合対策について - 厚生労働省