2014年4月7日月曜日

生体模倣

別名:生物模倣
別名:バイオミミクリー
別名:バイオミミックリー
別名:生物模倣技術
別名:生物模倣工学
別名:生物規範技術
別名:生物規範工学
別名:生体模倣技術
別名:生体模倣技術
別名:生体模倣工学
別名:生体規範技術
別名:生体規範工学
英語:bipomimicr
英語:biomimetics

生体の組成や形状を研究し、その優れた機能を工学技術として応用すること。またはそうして開発されたもの。「ミミクリー」(mimicry)は真似、模倣、擬態、模造品などを意味する英語、「ミメティクス」(mimetics)は模倣物といった意味の英語。

 生物の身体は長い年月をかけて進化し、生息・生存への最適化が行われている。そうした生体の機能を研究し、模倣することで、従来製品よりも遥かに優れた効果や効率性を得ることが可能になることは少なくない。

生物模倣技術は、平たく言ってしまえば自然をお手本にする技術開発の一環であると言える。しかしながら、近年のナノテクノロジーの進展によって超微細レベルでの観察および加工が可能になったことにより、生物模倣工学は飛躍的な進歩を遂げつつある。

 生物模倣技術の成果の例として、蓮の葉に見られる微細で密な凹凸を再現し優れた撥水力を得た素材などが挙げられる。この素材は実用化され、撥水生地の表面加工などに用いられている。

生体模倣を研究対象とする学問分野はバイオニクス(生体工学)とも呼ばれる。

関連サイト:
進化する生物模倣の世界 - 科学技術振興機構