読み方:ぎむきょういくがっこう
別名:義務教育学校制度
現行の小学校・中学校に相当する課程を一貫して学ぶことができ、その課程を柔軟に組むことができるようにする、学校制度の構想。
義務教育学校はいくつかの自治体において導入されている「小中一貫校」を学校制度として正式に取り入れる構想であるということができる。小学校と中学校を一体化させることで、たとえば中学校のカリキュラムを先行して小学校の段階から登場させる(63制から54制への変更)というような柔軟性が生まれる。また、進学に伴う「中1ギャップ」のような困難を抑えた、よりスムーズに学校生活を送れる環境の実現が期待できる。
義務教育学校の制度は2000年代半ばには提起されている。2010年代にもしばしば検討課題として議題に上った。2014年6月には、文部科学省などが義務教育学校の創設を検討していると、共同通信などが報じた。
関連サイト:
文科省が「義務教育学校」創設へ 小中一貫校を制度化 - 47NEWS 2014年6月3日