2014年6月3日火曜日

小1プロブレム

読み方:しょういちプロブレム
別名:小一プロブレム
別名:小1問題
別名:小一問題

小学校に入学した児童(小学1年生)が、入学後しばらく経過してもなお入学直後の落ち着かない振る舞いを解消できず、受業の成り立たない状況が継続すること。小学1年の学級崩壊。

小学校に入学して間もない頃は、教師の話を聞かない、授業中静かに座っていられない、教室や廊下で騒いだり歩きまわる、プといった勝手な行動を取る児童が少なからずいる。こうした振る舞いはひと月もすれば解消されると言われてきたが、近年ではいつまでたっても身勝手な振る舞いを解消できないケースが目立つようになってきており、問題視されている。

東京都教育庁は、2009年11月にまとめた報告書の中で、調査対象とした都内の公立小学校のうち4校に1校が小1プロブレムに直面していると述べている。

小1プロブレムを抑える対処法としては、小学校入学前の児童に対する親のしつけや情操教育、地域の交流活動などを通じた行儀等の意識の育成、ならびに、幼稚園や保育所と小学校との連携、などの必要性が指摘されている。

関連サイト:
東京都公立小・中学校における第1学年の児童・生徒の学校生活への適応状況にかかわる実態調査について