2014年6月23日月曜日

富岡製糸場

読み方:とみおかせいしじょう
別名:富岡製糸工場
英語:Tomioka Silk Mill

19世紀、明治政府によって群馬県富岡に建設された製糸工場。

富岡製糸場は1870年代に開業した。官営工場として絹糸を生産し、開国後まもない日本の輸出産業を担った。養蚕、蚕の品種改良から絹糸の生産まで手がけ、世界の絹産業の発展にも大きく寄与したとされている。1890年代に民営化され、1980年代に閉業した。

富岡製糸場の建物は外国人技術者が設計した。大きな窓を持つ赤レンガの壁に瓦を頂いた建物は、和洋折衷建築の事例としても高い評を得ている。繰糸工場や、繭を保管しておく倉庫(置繭所)などの付帯施設も含めて、工場全体が今なお良好な状態で保存されている。

2014年6月に富岡製糸場がユネスコの世界遺産に登録されることが決定した。

関連サイト:
The Tomioka Silk Mill and Related Industrial Heritage - UNESCO
富岡製糸場と絹産業遺産群