2014年7月23日水曜日

地震の目

読み方:じしんのめ

海洋地質学者・木村政昭(きむらまさあき)が提唱する、巨大地震の発生予測に関する理論。

地震の目は、きわめて大雑把に言えば、過去数十年間のあいだ巨大地震が発生していない「空白域」のうち、とりわけ、小規模な地震が特に頻発・集中している地域、といったものである。この地震の目の付近を震源として巨大地震が発生する可能性が高いとされる。

「地震の目」理論は過去に国内外の巨大地震の発生を予測している。「木村政昭ホームページ」の紹介文によれば、1986年の伊豆大島・三原山の噴火、1991年の雲仙普賢岳の噴火、1995年・阪神淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震、および2004年の新潟中越地震など、いずれも事前に予測し的中させているという。2011年には三陸沖で巨大地震が発生し東日本大震災をもたらしたが、木村政昭は2007年に学会(太平洋学術会議)でこの三陸沖の巨大地震をほぼ的中させている。

関連サイト:
想定外ではなかった! 4年前に公表されていた東日本大地震予測図の再評価(2011年6月12日)