2014年7月7日月曜日

学歴フィルター

読み方:がくれきフィルター
別名:学歴フィルタ
別名:学歴によるフィルタリング

人選の判断基準として学歴を 参照すること。とりわけ企業のが新卒大学生を採用するに当り、いわゆる上位の大学に在籍する者のみを選考対象とし、上位大学の在籍者以外を検討前に不採用とすること。

学歴フィルタは就職希望者を不平等に扱う考え方であり、ともすれば差別的とも捉えられかねない選考法である。おおやけに学歴フィルターを設けていると表明している企業はほとんどない。しかしながら、採用活動にあたり膨大な数の学生を先にかける大手企業などでは、学歴によって学生をフィルタリングするケースはままあるとされる。書類選考で大学名だけで選外と判定されたり、あるいは説明会への参加機会を得にくくしたりするケースもあると指摘されている。

いわゆる大学入試に在籍している者の多くは、大学入試などを通じて、勉学に励み(努力して)狭き門をくぐり抜けてきている。その意味で、有能な人材を効率的に絞り込む手段として学歴フィルタには一定の論拠がある。

学歴フィルターは就活生の間のスラングとして登場し、後にマスメディアがあげつらう程に浸透した。日経新聞などによれば、最近では、低ランク校に在籍している卓抜な人材を逸することのないようにと、企業側の意識も変わりつつあるとされる。

関連サイト:
就活生に朗報? 「学歴フィルター」に異変あり - 日本経済新聞 2013年11月27日