2014年7月16日水曜日

療養泉

読み方:りょうようせん

温泉のうち、特に治療用途に適した鉱泉の総称。環境省の「鉱泉分析法指針」において定義されている。

鉱泉分析法指針では、療養泉の条件として温度と含有物質の2点を規定している。すなわち、源泉から採取される際の温度が25度以上であり、遊離二酸化炭素・水素イオン・総硫黄・ラドン等の物質のうちいずれかを一定程度含有しているものが療養泉と呼ばれる。

療養泉は、その含有成分によって更に塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、単純温泉などの泉質に区分される。

2014年に東京都千代田区大手町で温泉が掘り当てられたが、分析の結果これが療養泉に該当することが判明した。つまり、いわゆる温泉としての利用に適した泉質であった。この温泉は「大手町温泉」と命名され、都市開発計画の一部に組み込まれることなった。

関連サイト:
温泉の定義 - 環境省