2014年8月27日水曜日

アイスバケツチャレンジ

別名:アイスバケットチャレンジ
別名:氷バケツチャレンジ
別名:氷バケツ
英語:Ice Bucket Challenge

氷水を頭からかぶり、その様子をソーシャルメディアなどを通じて公開し、次に氷水を被る人を指名する、という遊び。特に筋委縮性側策硬化症(ALS)患者を支援するチャリティー活動として米国で始まったパフォーマンスを指すことが多い。

ALS支援を目的に行われているアイスバケツチャレンジは、ALSの認知度向上や患者の支援を目的としており、氷水をかぶるか、もしくはALS協会に寄付を行うか、もしくはその両方を実施した上で、次の実施者を指名するというルールが設けられている。拒否してもよい。

筋委縮性側策硬化症(ALS)は運動神経が急速に衰微する難病である。数年ほどで呼吸筋の萎縮による呼吸不全が起き、死に至る。2014年現在、原因は解明されておらず、有効な治療法も見出されていない。
ALSアイスバケツチャレンジでは、政界・実業界・芸能界の著名人にも指名の輪が及び、指名を受けた各界の大物が氷水をかぶる姿を披露している。こうした動きを通じてALSアイスバケツチャレンジは大きな注目を集め、2013年後半には半ばブームと化した。

2014年夏には日本でも実業家・作家・芸能人などがALSアイスバケツチャレンジを行う様子が次々と公開されている。中東のガザ地区では、貴重な資源である水のかわりに砂礫を頭からかぶるパフォーマンスが行われた。米国では指名手配犯がアイスバケツチャレンジに参加して動画を投稿、それがきっかけとなって逮捕されるという珍事も発生した。

ソーシャルメディアで友人知人を指名して連鎖的に(あるいはチェーンメール的に)パフォーマンスを行うという遊びは、欧米では比較的メジャーな遊びとなっている。大抵の場合は行為がエスカレートしていく傾向にある。2014年初頭には、酒を一気飲みする様子を披露し合う「ネックノミネーション」が英米の若者の間で流行し、健康被害が多発するなどして問題視された。アイスバケツチャレンジでも、崖から池に飛び込んで死んだ者がいる。