2015年3月17日火曜日

大動脈解離

読み方:だいどうみゃくかいり

大動脈壁の層(内膜、中膜、外膜)のうち内膜に欠損が生じ、内膜と中膜の間に血流が侵入、血管の層が剥がれるようにして裂かれる疾患。血管の管(腔)が二重に生じる格好になり、動脈の流れに沿って進行していく。

大動脈解離が起きると激しい痛みに襲われるとされる。合併症も起きやすく、適切な処置を講じなければ死に至る可能性が高い。大動脈解離の生じた位置が心臓に近ければ近いほど危険はいっそう高まる。治療法としては解離の生じた部分を人工血管に換える処置がとられる。

大動脈解離は加齢による血管の組織の劣化や高血圧などの要因によって起こりやすくなるとされる。