2015年3月17日火曜日

サブブランド戦略

読み方:サブブランドせんりゃく
英語:sub-brand strategy
英語:sub-brand architecture

ブランドの下位に位置するブランドを設け、同ブランドの中でさらに特定要素に特化したブランドを構築する戦略。

サブブランドは、もとの(上位に位置する)ブランドが持つコンセプトを共有しつつ、そのブランド自体には含まれない要素をブランドとして確立させる役割を持つ。

例えば、アップルの販売するコンピュータ「Mac」(Macintosh)ブランドには、モバイルノートの「Macbook」、オールインワンモデルの「iMac」、プロユース向けハイエンドマシンの「Mac Pro」、省スペースデスクトップの「Mac mini」などのサブブランドが展開されている。さらにMacbookの下位にもハイエンドモデルの「Macbook Pro」、薄さ軽さを追究した「MacBook Air」というサブブランドがある。

ひとつのブランドの下位に複数の事業や商品・サービスを展開していくブランド戦略としては、コーポレートブランドのような強力なブランドのもとに複数の事業を展開していく「マスターブランド戦略」もある。アップル製品(MacをはじめiPhone、iPod、iOSなども含むて)に共通して用いられているリンゴのロゴなどはアップルのマスターブランドの例としてしばしば挙げられる。