2015年5月20日水曜日

原爆症

読み方:げんばくしょう
別名:原爆傷
別名:原子爆弾症
別名:原子爆弾傷

原子爆弾から発された放射線に被曝した影響で発症する病状・健康障害の総称。もっぱら広島・長崎における原爆投下による被爆者の被害を指す。

原爆症の主な症状としては、悪性腫瘍、白血病、慢性肝炎・肝硬変、白内障などがある。原爆が投下された当時の行動(爆心地と被曝地点との距離や滞在時間)などの関係が鑑みられ、原爆被害による発症と判定された場合に、その症状は原爆症であると認められる。原爆症と認定された者には国から特別手当が給付される。

原爆症の中には、被曝から十数年あるいは数十年ほど経て発症するケースもある。2000年代以降っも原爆症の認定基準の改定・緩和が行われ、より多くの被害者を救済する取り組みが講じられている。

関連サイト:
原爆症認定 認定制度について - 厚生労働省