2015年7月9日木曜日

特別栄誉教授

読み方:とくべつえいよきょうじゅ

大学をはじめとする学術機関が研究者の功績を称える目的で贈る称号。法的根拠は特になく、各校独自の制度として独自の基準により設けられている。

東京大学における特別栄誉教授の称号は終身称号である。同校教授または教授退職者のち著しい功績を挙げた者が授与対象となる。選出には関係部局長の推薦から審議・選考などの過程を経る必要がある。

東京大学特別栄誉教授規程は2004年に制定された。翌25005年1月1日付で、安藤忠雄、小柴昌俊を含む4名の元教授に特別栄誉教授の称号が贈られた。

ちなみに、教授のうち特に功績ある研究者に贈られる称号としては「名誉教授」が広く知られているが、この名誉教授の称号は学校教育法・第106条の記述が根拠となっている。

学校教育法
第百六条
大学は、当該大学に学長、副学長、学部長、教授、准教授又は講師として勤務した者であつて、教育上又は学術上特に功績のあつた者に対し、当該大学の定めるところにより、名誉教授の称号を授与することができる。

関連サイト:
初の東京大学特別栄誉教授決まる - 東京大学 記者発表
学校教育法 - e-Gov