2015年7月16日木曜日

強行採決

読み方:きょうこうさいけつ

主に国会において、野党の反対派などが議論継続を求めている段階で審議を打ち切り採決すること。反対派が賛成派を批判する意味で用いることが多い表現といえる。

国会における法案の審議などの多くは、与野党のあいだに合意が形成されてほぼ全会一致で採決されている。しかしながら、法案によっては(特に安全保障の分野などでは)一部の党があくまで反対に回って全会一致に至らない場合もある。そこで反対派の合意形成を待たずに採決に踏み切ると、「強行採決」と呼ばれ得る状況が生じる。

強行採決は、多数派である賛成派が少数派である反対派を押し切る形で事を終える形となる場合が多い。とはいえ、審議を経た上で多数決によって採決していることには変わりはない。