2015年12月7日月曜日

日常生活自立度

読み方:にちじょうせいかつじりつど

認知症高齢者の重度を表す指標のこと。

日常生活自立度は、要介護、あるいは、要支援の認定を受けた人への調査の際に用いられる認定調査票に記載されるものである。

日常生活自立度は、I、II、III、IV、Mの5段階に分かれておりIが軽度でMが重度となっている。Iは、何らかの認知症を有しているが日常生活は家庭内及び社会的にほぼ自立していると判断した場合である。IIは、日常生活に多少の支障はあるものの誰かが注意していれば自立できると判断した場合である。なおIIは、重度によりIIaとIIbに分類される。

日常生活自立度のIIIは、日常生活に支障があり介護が必要と判断した場合である。IIIについてもIIIaとIIIbに分類される。IVは、日常生活に支障があり意思疎通の困難が見られ常に介護を要すると判断した場合である。

日常生活自立度のMは、せん妄や妄想、興奮、自傷など、著しい精神症状や問題行動、重篤な身体疾患が見られ、専門医療が必要と判断した場合である。