2017年6月20日火曜日

スカラシップアドバイザー

別名:スカラシップアドバイザー制度

大学進学における奨学金についての周知・広報活動を主な目的として高校に派遣されるアドバイザー、および、その制度。文部科学省が給付型奨学金制度を設立するにあたり周知活動の一環として設置を提案している。

スカラシップアドバイザーは、主に大学以上の高等教育機関への進学について、申請可能な給与型奨学金や、貸与型奨学金の返済方法など、資金計画に関する相談と広報を行う。経済的に困難を抱える学生の進学を後押しする役割を持つ。

スカラシップアドバイザーの発足は、2016年の独立行政法人日本学生支援機構法の改訂によって2017年度より文部科学省の予算から設立された「給付型奨学金制度」の普及促進に負うところが大きい。従来の貸与型の奨学金は、昨今では卒業後の返済に関するトラブルも何かと取り沙汰されている。スカラシップアドバイザー制度は、貸与型奨学金に関する学生の正しい理解を促進し、返還延滞者が発生することを防止する効果も期待される。