読み方:かそうはつでんしょ
別名:バーチャル・パワープラント
英語:virtual power plant
複数の小規模な発電設備や電力需要抑制システムを統合し、一つの発電所として機能させる概念または統合体そのもの。
仮想発電所では沢山の小規模な発電設備を連動させるため、電力の供給源を従来の数ヵ所の大規模な発電所に限定せず、電力供給バランスの最適化が見込まれる。また、電力市場の自由化が進んだ国々では、仮想発電所の構築が民間の自家発電設備導入を促すと考えられている。
各自家発電設備の設置費用は大規模な発電所の建設より安価であることから、仮想発電所の普及が各国の発電コストを相対的に引き下げるとも期待されている。