読み方:かふんこうかん
別名:花粉光冠
大気中をただよう花粉の影響で光環(光冠)が生じる現象。
光環は、大気中の微粒子が光の回折をもたらし、太陽や月といった光源を囲むような形で虹色の輪が生じる現象である。光環はチリ・ホコリや水蒸気などのような微粒子によって生じることもある。特に花粉を要因とする光環が花粉光環と通称されている。
花粉の舞い始める初春にみられる光環は、花粉による花粉光環である可能性が高い。光環が生じるということは、大気中におびただしい量の花粉が飛散していることの現れであり、花粉症を患う人にとっては要注意の信号でもある。