2018年3月5日月曜日

山葵沢地熱発電所

読み方:わさびざわちねつはつでんしょ

秋田県湯沢市の山葵沢地域に建設される地熱発電所。2015年に着工した。2018年現在、翌2019年の稼働開始を目指して工事が進められている。

発電規模は42000キロワットに上ると見込まれている。これは、およそ8万世帯の電力がまかなえる電力量であるという。

山葵沢地熱発電所が湯沢地熱株式会社によって建設が進められている。同社は電源開発株式会社(Jパワー)、三菱マテリアル株式会社、三菱ガス化学株式会社の共同出資によって2010年に設立された事業者である。山葵沢地域の地熱の調査そのものは1990年代から進められてきた。

火山の多い日本の地熱量は世界でもトップクラスに位置づけられるが、地熱発電所の開発はさほど進んでいるとは言いがたい。山葵沢地熱発電所が完成すると、1万キロワットを超えるクラスの大規模地熱発電所としては20数年ぶりの新設になるという。