2018年7月2日月曜日

トキシックショック症候群

読み方:トキシックショックしょうこうぐん
別名:トキシックショックシンドローム
英語:Toxic Shock Syndrome
英語:TSS

黄色ブドウ球菌が毒素を産生して敗血症を引き起こす急性疾患。発症はきわめて稀な部類ではあるが、発症すると重篤な症状に至りやすく、死亡の危険すらある。

トキシックショック症候群をもたらすきっかけとなる黄色ブドウ球菌は、一般の人の皮膚などに常に付着している種類のバクテリアであり、通常は健康に害を及ぼすことはない。ただしまれに毒素を出す菌がある。菌が増殖しやすい環境にあって毒素を産生する菌が増え、人の抗体・免疫機能が低下している状況にあったりすると、トキシックショック症候群に陥る期間がある。

トキシックショック症候群は年齢や性別を問わず誰にでも発症しうる疾患ではあるが、特に生理用品を使用している女性が罹患する割合が多いとも言われている。一般社団法人日本衛生材料工業連合会は、イギリスで報告されている発症件数の約半数がタンポンを使用している女性であるというデータを紹介している。

関連サイト:
TSS(トキシックショック症候群)について ― 一般社団法人日本衛生材料工業連合会