2019年1月23日水曜日

隠れインフルエンザ

読み方:かくれインフルエンザ
別名:隠れインフル

インフルエンザの主な症状のひとつである高熱を伴わずに発症するインフルエンザ(への罹患)の通称。ただの風邪と間違われやすい例といして注意喚起されている。

インフルエンザ(流行性感冒)はインフルエンザウィルスを病原とする急性感染症であり、高熱、筋肉や関節の痛み、倦怠感などの症状を主とする。飛沫感染により拡散するため、罹患者は充分に回復するまで外出を避け安静にしているのが望ましい。

学校においてはインフルエンザに感染した者は「発症した後五日を経過し、かつ、解熱した後二日(幼児にあつては、三日)を経過するまで」出席停止とする旨が「学校保健安全法施行規則」に定められている。会社を対象とする法規制はないが職場に同様の規定を設けている事業者は多い。

隠れインフルエンザの場合、体温は微熱程度、咳・鼻水・だるさ・悪寒・節々の痛み・食欲低下といった症状や傾向も比較的軽度に治まりやすく、ただの体調不良のように思われやすい。そのため平時と同様に学校や職場に行き、結果としてインフルエンザの流行に荷担してしまう場合がある。

隠れインフルエンザを見逃さないためには、高熱以外の症状をもとにインフルエンザを疑い、適切なタイミングで診療を受ける、あるいは予防接種を受けておく、といった対応が推奨される。