2020年7月14日火曜日

キャッチアップ

英語:catch up

キャッチアップとは、追いつくという意味のこと。英語ではcatch upと表記される。ビジネスの分野では「会議の内容や仕事の状況を把握すること」、経済関連では「経済や技術が遅れている国が先行国に追いつこうとすること」を指す意味で用いられる。医療の分野で「胎内で育ちが遅い胎児が急速に成長し無事に生まれること」を「キャッチアップ現象」といい、「卵子と精子が結合する際に卵管采の機能が上手く働かないこと」を「キャッチアップ障害」という。

キャッチアップは、ビジネスシーンで使用する頻度が高い言葉で、会議や仕事の内容、進捗状況などを理解するという意味で使われる。例文としては「会議を欠席したため、キャッチアップが必要だ。」などが挙げられる。なお、未経験の者が仕事の全体像を把握することもキャッチアップと呼ぶ。また、ビジネスシーンではキャッチアップミーティングという、上司と部下による個人的な面談を実施している企業もある。内容としては、一対一で抱えている悩みや疑問などを徹底して聞き、解決を促すことで企業の経済状況や各々の仕事の効率を上げるという効果が期待されるものである。他にも蓄積された未読のニュースを一気に既読とする機能や、ネット上の画僧を取り込むことを意味するIT用語、放送直後に配信サービスなどで再放送をする放送用語もキャッチアップとされる。