レジハラとは、レジハラの意味
レジハラとは、小売店のレジにおいて、客が店員に対してハラスメント行為に及ぶことである。
レジハラが社会的な問題になった原因の1つに、レジ袋の有料化が挙げられる。店員の「レジ袋は有料です。必要ですか」の問いに「はい、大丈夫です」と返事をすると齟齬が生じる。客は「必要です。お金がかかっても問題ありません」の意味で言ったとしても、店員は「不要です。買物袋は間に合っています」と受け止めてしまうことがある。このようなケースで客は舌打ちをしたり暴言を吐いたりするといったハラスメント行為に及ぶ。中には、レジ袋の有料化を知らない客が「今まで無料だったのになぜ金を取るのか」と声を荒らげ恫喝する事件まで発生している。
2020年に流行した新型コロナウィルス感染症拡大に伴う、店員のマスク、および手袋の着用もレジハラを引き起こす原因となっている。手袋をはめている客に対して「私を感染者扱いしている」と怒ったり、釣銭をトレーで渡すと接客マナーがなっていないと怒ったりするケースが起きている。
レジハラは、犯罪行為としてみなされることもある。例えば、長時間文句を言い続けて店員の仕事を中断させれば業務妨害罪に問われる可能性がある。店員への暴言や恫喝は脅迫罪に、レジの飛沫感染防止用ビニールシートを破れば器物損壊罪に問われる可能性がある。