2010年11月19日金曜日

レアメタル・パニック

英語:Rare Metal Panic

レアメタル(希少金属)の急激な価格高騰による市場の混乱。レアメタル専門の商社であるアドバンスト・マテリアル・ジャパン株式会社の中村繁夫代表が著書『レアメタル・パニック』で取り上げている。

レアメタル・パニックの背景として、2010年現時点で世界市場の9割以上を産出している中国が、著しい経済成長によって内需を拡大している点や、BRICsやNext11などの新興国が、従来の先進国と共にレアメタルの市場に買い手として参入し始めた点などが挙げられている。

日本はハイテク産業立国でありながら、ハイテク産業に必要なレアメタルの入手をほとんど輸入に依存している。いわゆる都市鉱山を活用したレアアースリサイクルや、レアアース代替材料の開発などをはじめとした、輸入依存体制からの脱却の試みも進められている。

レアメタル・パニック 「石油ショック」を超える日本の危機 - 光文社
コラム 続レアメタルパニック - 国際レアメタル&リサイクル研究会