2010年12月16日木曜日

クリーンディーゼル自動車

読み方:クリーンディーゼルじどうしゃ
別名:クリーンディーゼル
英語:Clean Diesel Car
英語:Clean Diesel Vehicle

高機能触媒の搭載などにより、温暖化ガスの一つとされる窒素酸化物(NOx)の排出量が抑制された次世代ディーゼルエンジン。

ディーゼルエンジンは熱効率がよく、ガソリンエンジンに比べて2~3割ほど燃費がよいとされ、また、二酸化炭素の排出量が少ないという特長を持っている。しかしながら、窒素酸化物および煤塵 - 浮遊粒子状物質(PM)を排出する点が問題視されており、日本などではあまり利用されていない。

クリーンディーゼルエンジンの開発により、窒素酸化物や煤塵の排出量は大幅な削減が可能となっている。排ガスは一般的なガソリンエンジンよりもクリーンであり、国土交通省が2008年に制定した世界最高水準の排ガス規制水準「ポスト新長期規制」もクリアするという。煤塵は、従来比で99%まで削減可能とも言われる。その上で、従来どおり燃費のよさや二酸化炭素排出量の少なさが発揮できる。

2010年12月現在、クリーンディーゼル自動車は世界レベルで研究開発が進められている。

なお、従来のディーゼルエンジンに対して燃料を変えることで浮遊物質を削減することが可能な超低硫黄軽油もある。

関連サイト:
技術開発の取り組み|技術紹介|クリーンディーゼル - 日産
クリーンディーゼル - マツダ
クリーンディーゼル - Honda Magazine
CLEAN DIESEL - 三菱自動車