2011年3月29日火曜日

粉じん用マスク

読み方:ふんじんようマスク
別名:粉塵用マスク
別名:防塵マスク
別名:防じんマスク

空気中の微細なちり(粉じん)を吸い込まないように装着するマスク。鉱物の掘削事業における坑内作業や、屋内でのタイル製造といった、粉じんの発生しやすい環境下での作業で用いられる。

粉じんをある程度吸い込み続けると「じん肺」と呼ばれる疾患に罹患しやすい。また、特に家屋の内装で用いられている場合のあるアスベストは「特定粉じん」と呼ばれ、健康を害するおそれが高い。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、津波などによって膨大な量の建物が倒壊し、がれきとなった。撤去作業に当たる建設業者には、作業にあたりアスベストなど大量の粉じんが飛散することが懸念される。通常、屋外の作業において防じん用マスクは装着が義務づけられていないが、厚生労働省は被災地のがれき撤去に当たる業者に防じんマスクを配布し、装着を徹底させるとしている。