2011年3月29日火曜日

明治三陸地震津波

読み方:めいじさんりくじしんつなみ
別名:明治三陸大津波
別名:明治三陸沖地震津波

岩手県の三陸沖で明治29年(1896年)に発生した、巨大地震(明治三陸地震)により引き起こされた大津波。

1896年6月15日、マグニチュード8.2とも8.5とも言われる大規模な地震によって生み出された津波は、高さ38メートルを記録し三陸沖を襲った。震源の規模は巨大なものであったが、震度としてはせいぜい震度4程度に留まり、沿岸の人々に強い危機感を抱かせなかったのではと言われている。この津波によって22000人を超える犠牲者が出た。

三陸沖では昭和8年にも大規模な地震が発生しており、明治三陸地震に対して「昭和三陸地震」と呼ばれる。

津波被害としては明治三陸地震津波が国内史上最悪とされてきたが、2011年3月11日に三陸沖を震源として発生した「東北地方太平洋沖地震」および併発した津波による犠牲者(死者・行方不明者)は、発生後2週間を過ぎた時点で明治三陸地震津波を超える被害を呈するに至った。

関連サイト:
我が国の津波・地震による被害 - 国土交通省四国地方整備局