2011年3月28日月曜日

標本木

読み方:ひょうほんぼく

開花状況などを知るための指標として扱われている植物の個体。特に、気象台が桜の開花状況を観測するための指標として定めている桜の木を指すことが多い。

桜の標本木は全国に96ヵ所あるとされる。各地の気象台がそれぞれ当地の標本木を観測し、花がいくつか咲かせ始めた時点で「開花」を宣言する。一輪開花の時点では「開花」の宣言はされない。ちなみに気象庁は2010以降、桜の開花予想を行っていないが、開花宣言は引き続き行っている。

なお、東京都においては、気象庁によって靖国神社内の特定のソメイヨシノが標本木とされている。大阪の標本木は大阪城公園内にあり、京都の標本木は京都地方気象台内にある。