2011年3月19日土曜日

屈折放水塔車

読み方:くっせつほうすいとうしゃ

東京消防庁・消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー隊)が持つ、高所からの放水を可能とする放水車。

屈折放水塔車は、地上高十数メートルの高さから毎分数トン単位の水を放出することができる。高所で発生した火災に対しても有効な消火活動を行うことができる。また、放水対象へ向けた放水塔を固定すれば無人でも放水を続けることができる。

2011年3月に発生した東京電力福島第一原子力発電所の原発事故では、格納容器の破損などで深刻な放射能漏れが危惧されており、屈折放水塔車を使用して遠距離から放水する試みが行われている。水は海水を引く。海岸から屈折放水塔車の元へ水をくみ上げるために、ハイパーレスキュー隊の持つポンプ車「スーパーポンパー」が使用される。